ピアノの選び方


ピアノの選び方

はじめは電子ピアノで!?

はじめてのピアノは電子ピアノでいいですか?
という質問に多くのピアノの先生は
「電子ピアノやキーボードで大丈夫ですよ。」
と答えるかもしれませんが「こんなことを言ったら、レッスンを辞めてしまうかも、、、」
不安で、そう答えていると思います。

真意を代表してお伝えしますと
当然、グランドピアノが良いに決まっています。
しかもそれは情緒、心が育つ最初からです。

電子ピアノじゃダメなの?

2歳の子にグランドピアノを勧めたら、お父様から
「同じ鍵盤が付いているのにオルガンで十分だろう!」
怒りを露わにされたことがありました。
(オルガンの方がかなり高価、、、)
確かに鍵盤数、サイズともに変わりません。
ドレミの音も出ます。(最高の安定感です笑)
強弱もあります。
音を押すことや、場所を覚えることだけが音楽ならいいのですが。

電子ピアノでできない「ニュアンス」

電話の自動応答ご経験したことがあると思います。
「押サレタ、番号ハ
0.1.3.6.8….デスネ、ヨロシケレバ#ヲ」
数字を読み上げてくれるけどいかにもロボット的なイントネーション。
これは、予め録音された音声を再生しているのですが、電子ピアノも同じ仕組みです。
人の声が持っているような表情はない訳です。

音楽は言葉

役者が「ありがとう、、」演じるとして、
ちょっと醤油取ってくれ、に対するありがとうなのか、何十年後にやっと言えたありがとうなのか。
「ありがとう」という言葉に何億ものストーリーが考えられると思います。
その一言の裏にあるニュアンスは膨大です。
日常で、「おかげさまでありがとうございます。」
なんて言われても、本当は裏がありそうとか、言い方が嫌だった。
なんて経験ありますよね。
誰もがそれを聞き取るだけの高性能な耳と、感覚を持っています。

音楽は、ピアノを使ってこのようなニュアンスを伝えようとしています。
遠く彼方から話しかけているように
pp 押サレタ番号ハ、、、
荒々しく怒っているみたいに
fff 押サレタ番号ハ、、、
音量は変わるかもしれませんが、スタンプ押したような音でニュアンスを作ろうなんてことは無理なんです。

グランドピアノとアップライトピアノの違い

グランドピアノはやっぱりタッチが違いますね!
と感じられると思いますが、タッチくらいの差なら普段はアップライトで我慢しなさい!
と言われてしまいます。
タッチ=音量、反応の素早さなどが第一印象かもしれませんが、一番はやはりニュアンス。
表現力に大きな差があると思います。

上手になったらグランドピアノを?

書道に例えると、鉛筆と毛筆程の違いがあります。
濃淡、はらいや擦れの表情。
鉛筆でも付けられないことはありませんが、毛筆の比にならない訳です。
書道教室に鉛筆を持って、通っている状態を想像してみてください。
本番、突然筆を持たされて弾いているわけです。

音楽の作りも、テレビの俳優と舞台役者程の違いがつきます。
コンクールやステージでは、舞台役者のようなスケールが必要になります。
同じコンクールに出て、舞台俳優に負けてしまうのは当然かもしれません。
上手になったらグランドピアノではなく、むしろ上手になるためにグランドピアノが必要です。


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